こんにちは!PANDAテント愛好家のもめです!
ただ最初のテントがPANDAでめっちゃ気に入ったってだけのにわか愛好家なのは置いておいて、、、
今、PANDAが熱い!!なんと違う特徴をもつPANDA全部で四種類が登場しています。PANDA RED(ノーマルPANDA)、PANDA LIGHT、PANDA TC、PANDA VCの四種類です。
でも4種類もあって、どれがどんな特徴を持っているのかよくわかりませんよね?でも比較するのがめんどくさい!わかります。
だから今回がんばりました。
本記事ではこの四種類の仕様や特徴を見比べて、わかりやすく解説していきます。いちいち仕様を見比べて決めるのはめんどくさい!何が違うのかわからない!って人はぜひ最後のタイプ別オススメPANDAをご覧になり、購入の参考にしていただきたいと思います!
今回PANDAに使われている素材(TCとVCの違いってなに?)やコーティングなどの用語解説も簡単にしているので、そこらへんも知りたいなって人はぜひあわせてご覧ください。
追記(2020/04/19):ついにリニューアルしたスカート付きのパンダTC+の情報が解禁されましたね!現行のパンダTCとリニューアル後のパンダTC+を比べた記事はこちらになりますので、よかったらご覧くださいっ!
実際のパンダの使用感は、パンダクラシック(廃盤品)にはなりますが、こちらが参考になるかと!
もくじ
いつの間にかパンダめっちゃ増えてた
2018年の冬に廃盤になっていったパンダアースカラーとクラシック。そしてレッドはリニューアルをすると発表されました。
それから一年経った2020年冬、PANDAシリーズはどうなっているのでしょうか。
そう。
増えました。
正確には増えたっていうか、大幅リニューアルみたいなものですかね。以前はPANDAシリーズにレッド/アースカラー/クラシック(白)とTC素材のPANDA TCというようにカラバリを含め全部で4種類。そこからアースとクラシックが廃盤に。
そして今回は、リニューアルしたPANDA RED、もともとあったPANDA TCに加え廃盤になった二種類に代わりPANDA LIGHTとPANDA VCなるものが生み出されました。それぞれ特徴の違うPANDAが四種類になったという認識でおそらく大丈夫でしょう。
問題はここから。PANDAシリーズっていうくらいだからまあ見た目似てるじゃないですか。正方形のワンポールテント。それはいいんですけど、いざ買うってなった時にどれがいいんだかわからなくないですか?!
いや、まあ仕様とにらめっこすればいいんですけどそれぞれ似ているんですよね。だからどこが違うのかわかりにくいと。特に無印PANDAとPANDA LIGHT、PANDA TCとPANDA VC。僕はぱっと見何が違うんだかよくわかりませんでした。
ってことで今回はこちらの記事にそれぞれの違いや特徴をまとめてみたわけです。
PANDA買おうと思ったけどよくわかんないよおおおんめんどくさいよおおおおんっていう困ったさんはぜひこちらの記事を参考にしていただき、一緒にPANDAライフを送ろうじゃあありませんか。
流れ的には①仕様の比較②タイプ別おすすめPANDAという感じになっています。手っ取り早くどのPANDAがいいのか選びたいって人はこちらからタイプ別おすすめまで飛んでいただければと思います。
それでは!早速それぞれのPANDAを比較していきましょーーー!
PANDAはいいぞ〜
仕様比較表
では、まずはHPの仕様から引っ張ってきて表で比べてみたいと思います。この表作るの地味に時間かかった…
色 | 価格 | フライシート素材 | インナー素材 | 耐水圧 | 収納サイズ(mm) | 組み立てサイズ(mm) | インナーサイズ(mm) | 総重量(kg) | 付属品 | 原産国 | オプション | 推しポイント | |
PANDA | 赤 | ¥20,300 | 40Dリップストップナイロン(PUシリコンコーティング) | 68Dポリエステルタフタ(PUコーティング) | 1,500mm | 430×240×130 | 2,400×2,400×1,500 | 2,200×1,000×1,350 | 2,26 | ポール×1,張り網×4,ペグ×14,収納袋× 4 | ベトナム | STDインナー | 「ソロキャンプ」はもちろん「トレッキング」や「島旅」「フェス」などでも気軽に持って行ける軽量テント |
PANDA LIGHT | 緑 | ¥22,800 | 20Dリップストップナイロン(PUシリコンコーティング) | リップストップナイロン20D(PUシリコンコーティング) | 1,500mm | 520×140 | 2,400×2,400×1,500 | 2,200×1,00×1,350 | 1,94 | ポール×1,張り網×4,ペグ×12,収納ケース×4? | ベトナム | フットプリント | ソロキャンプをもっと手軽に!軽量なパンダ出来ました! |
PANDA TC | 茶 | ¥29,800 | ポリエステル65%,コットン35%(表面撥水加工) | ポリエステルタフタ68D | インナーボトム1,500mm | 490×250×160 | 2,700×2,700×1,700 | 2,500×1,115×1,550 | 5,44 | ポール,張り網,ペグ,収納袋 | ベトナム | フットプリント,STDインナー,フルサイズグランドシート | ツーリングやソロオートキャンプに相性抜群のモデル。火の粉を気にせず、インナーも広々使える! |
PANDA VC | 白 | ¥29,800 | コットン混紡生地(VC),コットン60%,ポリエステル40%(表面撥水加工) | ポリエステルタフタ68D(PUコーティング),ポールアルミニウム | インナーボトム1,500mm | 490×250×160 | 2,700×2,700×1,700 | 2,500×1,115×1,550 | 5,26 | – | ベトナム | TCと共有 | 新素材VCを使用し快適性をさらに向上。男性でもゆったり使えるインナーサイズ。 |
こんな感じですね。
細かいところを見ると結構違います。総重量とか、素材とか。最初LIGHT見たときは普通のパンダとそんな変わらなくない?と思っていたのですが、こう比較して見ると結構大きな違いな気がしますね。
素材でみてみるとリップストップナイロンとかポリエステルタフタとか、PUシリコンコーティングとかPUコーティングとか。でも素材のことはよくわかりません。同じくよくわからん!って人もいると思うので簡単に調べてみました。気になる人はあわせてご覧ください。パンダ選びの参考になると思います。
素材用語解説
気になるものを開いてみて見てください!
ポリエステルは服の素材とかでもよく聞きますよね。DODのサイトにちょうどいい解説が。
最もスタンダードな素材です。
DOD公式サイトより引用
オートキャンプ用のテントであれば、現在販売されている9割以上のテントはポリエステルだと思います。
コストや軽量性、強度などのバランスに優れており、ここであげる素材の中では最も吸水性が低いので、濡れた際にも重さがあまり変わりません。
とにかくテントにとってちょうどいい素材ってことですねきっと。こちらのサイトではもう少し別のベクトルから説明されてます。
服飾商品の素材として最もポピュラーで高機能な石油系の合成繊維。
FASHION(繊維/流行)GUIDEより引用
ポリエステル100%の商品も、絹などの高級素材と比べて大幅に安く購入できる。
強度・耐久力がある/弾力性がある/速乾性が高い(⇆吸湿性が低い)/洗濯しても縮みにくくシワができにくい/熱に弱いナイロンに比べて耐熱性が高い/静電気が起きやすい
確かにテントにちょうど良さそうです。
Tシャツなどにも使われている綿で、科学繊維にはないナチュラルな風合いがあります。空気が通る隙間があるため結露しにくいこと、燃えにくいことなどがメリットとして挙げられます。
DOD公式サイトより引用
ポリエステルやナイロンなどの科学繊維は、ポリウレタンなどをコーティングすることで防水性を持たせていますが、綿100%のテントはコーティングされていないものが一般的です。
コーティングができなくもないのですが、そうすると空気の通る隙間を埋めてしまうことになるので、結露しにくいというメリットが失われてしまいます。
その代わり、綿は水分を含むことで膨張するので、生地の密度が上がって雨を防ぐ仕組みになっています。したがって、強い雨が長時間降ると生地がためこむ量に限界がきて雨漏りに繋がりますが、通常の雨であれば大丈夫なことが多いようです。
それよりも注意すべき点は、濡れると非常に重くなることと、早く乾燥させないとカビやすいことです。
よく言われますね〜コットン素材だから火の粉に強いとか、扱いが難しいとか。かなり尖った性能、扱いの難しさから少し上級者向けな感じがします。
タフタもDODで説明されてます。
縦横交互に糸を交差させた平織りで、190Tなどと表記されます。
DOD公式サイトより引用
数字は1平方インチ内に何本糸があるかを意味しており、数字が大きいほど密度の高い生地になります。
190Tは190デシテックス(デニールと同じような糸の太さを表す単位)と勘違いされやすいのですが、一般的にテント生地のスペックを指す際はT=タフタを表していることが多いです。
織り方の名称、糸の密度を表しているみたいですね。つまりポリエステルタフタは「ポリエステルを縦横交互に交差させた平織りで生地が作れてるよ〜」ってことですかね。
ポリエステルやナイロン 生糸(きいと 絹)など 長繊維の生糸(なまいと)で織られた平織の密な織物の総称です。比較的付加価値は低いので 安い織物生地が多いです。すべりがよく通常適度な光沢がありますが、多くのタフタ生地は しわになりやすいです。
生地屋本店より引用
滑りがいいらしい。なるほどテントで使われていそう。
素材の前後に20Dとか68Dというように書いてありますね。これはなんなんでしょうか。
糸の太さ(重さ)を表す単位で、9000mに糸を伸ばしたときの重さが1gのときは1デニールです。
DOD公式サイトより引用
デニールは68Dなどと表記されることが多く、オートキャンプ用のテントでは68D、75D、150D、210Dなどが一般的です。数字が上がれば上がるほど生地は厚くなり強度が上がりますが、その分、重量やパッキングサイズも大きくなります。
軽さを重視する登山用のウルトラライト系テントでは、30Dや40Dの生地が使われることが多いです。
こいつ…説明を全てDODに任せる気か…!?
だってわかりやすくまとまっているんですもん…
デニールとは糸の太さ/重さを表したものらしい!!正直9000mの下りはよくわからない…笑
とりあえず強度や重さ、サイズなどに影響するようです。ノーマルパンダの40Dはこの引用文によると登山用に使われる生地らしい。
そう考えるとLIGHTの20Dはかなり薄いことがわかりますね。
リップストップとは↓
リップストップ(ripstop)生地とは、コットン、ナイロン、ポリエステル素材の生地に、格子状にナイロン繊維が縫い込こまれた生地のことです。ナイロン繊維は強度・摩耗に非常に強いため、混紡された生地の強度は格段に向上します。
また、万が一生地が裂けても縫い込まれたナイロン繊維がそれ以上の進行を食い止めてくれるので、ガシガシ使い倒せるのも特徴です。その耐久性の高さから、リップストップコットンなどは、軍物の戦闘服やカーゴパンツにも採用されています。
緑のgooより引用
生地にさらにナイロン繊維を縫いこむことで強度をあげる、ということでしょうか。
リップストップナイロン生地は、軽量ながら強度が高く、撥水・防水性にも優れているため、パラグライダー、パラシュートなどをはじめ、軽量テント、寝袋といった登山&キャンプ用品に使用されています。
緑のgooより引用
パラグライダー、パラシュートにも使われるそう。なかなか頼もしそうですね。
このTCで一番よく聞くのは同じくテンマクのサーカスTCとかですよね。
ポリエステルとコットンを混ぜた素材で、ポリコットンやテクニカルコットンとも呼ばれ、ポリエステル65%~70%のものが多く使用されています。
DOD公式サイトより引用
これはコットンのメリットを保ったまま、軽量で扱いやすくした生地で、コットン同様にコーティングされていないものが多いです。
コーティングしていないため、耐水圧をメーカー側でコントロールできない(素材自体の耐水圧になる)のですが、一般的に流通しているT/C素材の場合、耐水圧300~400mm程度になることが多いです。
日本のような雨が多い地域にはコットンよりもこのT/Cの方が向いていると言えます。
なるほど、なんで仕様にフライの耐水圧が書いていないんだろ〜ってこの記事を作成しているときに思ったのですがメーカーでコントロールできないからなんですね。
先ほどのコットンとはのところでも見た通り、コットンは水に濡れると膨張して膨らみます。その素材の特徴を生かした耐水方法、ということなんですね!納得!
今回はPANDA TCに使われている素材です。
僕はこのVCをこのPANDAで初めて聞きました。仕様を見るとTCとはポリエステルとコットンの割合に違いがあるようですね。
コットン:ポリエステルで見てみると、TCで35:65、VCは60:40。
パッと探したところいい感じの説明をしているサイトがなかったのでざっくりと解釈すると、「TCよりも一層コットンの特徴(難燃性が高い/結露がしにくい)が強調されてるよ。でもその代わりちょっと重くなるよ。」って感じでしょうか。
………
と。思いきやですよ。PANDA TCとVCの仕様をそれぞれ見るとVCの方が軽いんですよ笑 え??って声出ちゃいました。一回上の解釈で納得したのに…
色 | 価格 | フライシート素材 | インナー素材 | 耐水圧 | 収納サイズ(mm) | 組み立てサイズ(mm) | インナーサイズ(mm) | 総重量(kg) | 付属品 | 原産国 | オプション | 推しポイント | |
PANDA | 赤 | ¥20,300 | 40Dリップストップナイロン(PUシリコンコーティング) | 68Dポリエステルタフタ(PUコーティング) | 1,500mm | 430×240×130 | 2,400×2,400×1,500 | 2,200×1,000×1,350 | 2,26 | ポール×1,張り網×4,ペグ×14,収納袋× 4 | ベトナム | STDインナー | 「ソロキャンプ」はもちろん「トレッキング」や「島旅」「フェス」などでも気軽に持って行ける軽量テント |
PANDA LIGHT | 緑 | ¥22,800 | 20Dリップストップナイロン(PUシリコンコーティング) | リップストップナイロン20D(PUシリコンコーティング) | 1,500mm | 520×140 | 2,400×2,400×1,500 | 2,200×1,00×1,350 | 1,94 | ポール×1,張り網×4,ペグ×12,収納ケース×4? | ベトナム | フットプリント | ソロキャンプをもっと手軽に!軽量なパンダ出来ました! |
PANDA TC | 茶 | ¥29,800 | ポリエステル65%,コットン35%(表面撥水加工) | ポリエステルタフタ68D | インナーボトム1,500mm | 490×250×160 | 2,700×2,700×1,700 | 2,500×1,115×1,550 | 5,44 | ポール,張り網,ペグ,収納袋 | ベトナム | フットプリント,STDインナー,フルサイズグランドシート | ツーリングやソロオートキャンプに相性抜群のモデル。火の粉を気にせず、インナーも広々使える! |
PANDA VC | 白 | ¥29,800 | コットン混紡生地(VC),コットン60%,ポリエステル40%(表面撥水加工) | ポリエステルタフタ68D(PUコーティング),ポールアルミニウム | インナーボトム1,500mm | 490×250×160 | 2,700×2,700×1,700 | 2,500×1,115×1,550 | 5,26 | – | ベトナム | TCと共有 | 新素材VCを使用し快適性をさらに向上。男性でもゆったり使えるインナーサイズ。 |
重量に含まれている部品数が違うんでしょうか…真相は分かりません。ちなみにオンラインストアでもこの数値でしたね。
この仕様表を作っている時も思ったのですが、テンマクさんには是非ともそれぞれの仕様の表記を統一してほしいです。mmだったりcmだったり(表ではmmで統一したけど)、それぞれの項目だったり(付属品の個数表示があったりなかったり、そもそも付属品の項目がないとか笑)、総重量なにが含まれているのか書かれていたりいなかったりと全部バラバラなんですよね笑
出る時期が違うのも分かりますが、せめて同じシリーズは統一してほしい…テンマクは厳密にはブランドではないからそこらへんの関係かなぁ…
っていう愚痴でした笑 ここを開いた人にしか読めない貴重な愚痴ですよ!()
PUコーティングはポリウレタンコーティングのことらしい。
PUと表記されることも多く、最もスタンダードなコーティング方法です。
DOD公式サイトより引用
テント生地の裏側の少しベタっとした面がコーティングされている面です。注意点としては加水分解という現象で、使っていなくてもコーティングが劣化していくことです。
加水分解は高湿度だと進みやすいので、濡れたときはできるだけ早く乾かす必要があります。また、摩擦によってもコーティングは劣化するため、コーティング面を地面に付けたままテントを引きずったりすることも避けた方が良いです。
よく聞くテントをベタベタにしてしまう、「加水分解」はこのコーティングが原因なんですね。これだけだとなんでこのコーティングするんだってなってしまうのですが…
一般的には「PU(ポリウレタン)加工」と呼ばれているものが多く、透明のPUコーティングでナイロンの風合いを損なわない仕上がりとなります。グッドマンシリーズで採用しているものはこれにあたります。
WONDER BAGGAGEより引用
店頭などで弱撥水という表現をされている場合があるのですが、これはこの裏面のコーティングによって水の浸透を防ぐということを意味しています。しかしPUコーティングのみだと、やはり頼りなく防水性能という意味では機能するとは言えません。
ふむふむ。つまりこのコーティングをすることによって水の侵入を少しだけ防げるのですね。
ではPUシリコンコーティングとはなんなのでしょう。DODではシリコンコーティングは紹介されていました。
主にナイロン生地にコーティングされます。
DOD公式サイトより引用
ポリウレタンのコーティングと違い、シリコンを繊維に染み込ませているので、ポリウレタンコーティングよりも防水性が高く、生地自体の強度も高くなります。シリコン素材自体が一般的にポリウレタンよりも高いのですが、シリコンコーティングをすると生地が滑りやすくなるので加工賃も高くなることが多いです。
ポリウレタン同様に加水分解はします。
シリコンコーティングは防水性、強度がup、でも少し値段が高くなるよ、って感じですね。そして加水分解はどうしてもしちゃうみたい。
「PUシリコンコーティング」というキーワードではうまく検索に引っ掛からなかったので勝手にこの二つのコーティングの中間ぐらい、という風に思っておきましょうか。何か確実な情報があったら追加しておきますね。
撥水加工とは具体的になんなのでしょう。似たような言葉に防水加工がありますよね。この二つは全く違う意味みたいです。
撥水加工とは、シリコンやフッ素などで生地の表面をコーティングし、水を玉状にしてコロコロとはじく加工を指します。生地をコーティングしても、布目の隙間は塞がれないので、空気や蒸気は通します。通気性が保たれるので、蒸れにくいというメリットがあります。
ただ、素材そのものではなく、表面に加工を施しているだけなので、使用とともに段々とその効果は落ちてきます。
WORK UNIFORMより引用
また、水の量が極端に多い場合や、逆に、霧雨のような小さい水滴の場合も、布目の隙間から中に浸透してしまうことがあります。
撥水加工は水を「弾く」んですね。蒸れにくいメリットもある代わりに、時間とともに効果は落ちるし、完全に水を防ぐわけではないです。
では防水加工は?
防水加工とは、塩化ビニルや合成ゴムなど、生地そのものを水を通さない素材で作ったり、生地の隙間にゴムや合成樹脂を塗り込んで、水を通さないようにする加工を指します。素材自体が加工されているものなので、撥水と違い、使っていくうちに防水効果が落ちてくるということはありません。
WORK UNIFORMより引用
水の浸透をほぼ完全に防ぎ、強い雨でも水を通しませんが、撥水加工とは違って布目の隙間がないため、空気や水蒸気も通さないので、通気性が悪く蒸れやすいという弱点があります。
なるほど。防水加工は完全に水を「通さない」加工のことですか。確かに蒸れそう。テントには向かなそうですね。
でもゴアテックスなどの防水透湿素材という水は通さずに空気は通す、蒸れにくいものもあるらしいですよ。やっぱりその分お高いですが…
素材についてもっと知りたい!もっと詳しく調べて、頑張ってまとめてみたのでぜひ覗いてみてください。素材って面白いですよ。
PANDAとPANDA LIGHTの違いは?
さあ、こんな感じで用語を少し勉強したところで、これを踏まえてぱっと見似ているPANDAとPANDA LIGHT、TCとVCを簡単に比べてみます。
まずはノーマルPANDAとLIGHT。この二つで目につくのはやはり重さですね。ノーマルは約2.26kg、LIGHTは約1.94kg。300gほどLIGHTの方が軽いです。ウルトラライト勢にはこの300gは大きいですね。
この重さ、素材やデニール数だけでこんなに差が生まれるものなのかと思ったのですが、これら以外にも色々工夫がされているみたいです。
細かいこだわりを感じますね。こんなところを軽くできるのか…!と若干感動しております。
ただ自分としては300gと聞いてそんなに別売するほど?とは思ってしまいます。これは初心者ゆえですか??今の自分のスタイルとしては極限のULを求めているわけではないからなぁ。
後の違いは値段。ノーマルは20,300円、 LIGHTは22,800円。やはりLIGHTの方が工夫が詰まっているためちょいとお高め。でもどっちにしろ安いですよね。
キャンプ始めた頃は高いなぁって思っていたのですが完全に慣れましたね。こわ。
後の違いは付属のペグの数。ノーマルは14本、LIGHTは12本。これに関してはなぜノーマルが14?って思ってしまってたけど、今これ書きながら自己解決しました。
テント張るのに4本、グランドシートに4本、張り網に4本、そしておそらく後の2本は入り口の扉の片方or辺の真ん中の補強ですかね。よくわからなかったらスルーで大丈夫です笑
これを出来るだけ軽くするために(総重量を出来るだけ軽く見せるため?笑)おそらくLIGHTは12本なんでしょう。徹底的ですね。
PANDA TCとPANDA VCの違いは?
今度はTCとVCの違いについて。
まず前提としてこの二つはノーマルPANDAとLIGHTに比べて少し大きいです。そのためインナーで寝るときも少し広々です。これは重く大きくなる代わりのメリットです。
そしてTCとVCの違いは素材のコットンの割合のみ。それ以外の違いは色くらい。値段も一緒です。重さも5kgレベルなら数百グラムは誤差でしょう。
※素材(コーティング)も細かいところが違いますが、それぞれ体裁が違うのであまり参考になりません。TCにはインナーボトムのPUコーティングが書いてありませんが何もされてないことはないと思うので一緒と考えていいと思います。(他3種の傾向、VCのSTDインナー(オプション)がTCと共通なことからの独断。確実な情報ではないのでご了承ください。あくまで筆者の考えです)
ってことでこの二つを選ぶのならどれだけコットン素材の恩恵を受け取りたいか、あとは好きな色の2要素で考えることになります。
例えば、より難燃性のテントがいいのならVCを選ぶことになるし、白色が汚れが目立って嫌ならTCですね。
あと、白は虫を集めやすい傾向にあります。そのあたりも判断材料になるかと。
タイプ別おすすめPANDA
では最後に使う人のタイプ別でオススメのPANDAを選んでいきましょう!
何が何でも軽いパンダさんがいい!タイプ
とにかくウルトラライトを。というスタイルの方は名前の通りPANDA LIGHTです。パンダシリーズでは一番軽量、ノーマルPANDAよりも少し価格は上がりますが、これは開発者の工夫料。
バックルや素材、ベンチレーション部分など細部に出来るだけ軽くしようという工夫が見られます。
収納袋ももちろん4つに分けられますので、ツーリングなどでも積載がしやすい仕様となっています。この仕様はPANDAシリーズの結構好きなところ。
とにかく丈夫な強いパンダさんがいい!タイプ
とにかく火の粉に強い仕様で!キャンプ中に穴があくのを気にしたくない!という人はPANDA VCがオススメ。
TCよりもコットンの割合が多くなる&ホワイトカラーということで、よりお手入れには気を使うと思いますが、その分難燃性はUP&結露もしにくい。キャンプ中のストレスは軽減するんじゃないかなと。
あとはコットンな雰囲気のホワイトカラーも結構味が出ていますよね。パンダクラッシックユーザーの僕はこの色が好きです。
広くて便利なパンダさんがいい!タイプ
ワンポールで設営簡単なPANDAが気になるけどちょっと狭いかも…でもサーカスはでかいし重い…という人はPANDA TCがオススメ。
PANDAのインナーテントは正直ちょっと狭めですが、TCとVCは広々しています。コットンの難燃性、結露のしにくさと合わせて居住性は抜群です。