こんにちは、もめです!
ゲストハウスっていいよね(唐突)
ゲストハウスは、安いし気軽で、一人旅や格安旅にはぴったりな宿泊方法です。僕も実際に2019年の夏に行った青春18きっぷの旅では、3泊ほどゲストハウスを利用しました。
今回は、ゲストハウスについて、「そもそもゲストハウスってなんだ」から「どうやって使うん?」まで、まだゲストハウスを使ったことない方向けに紹介しています。これを読めばざっくりとゲストハウスについて分かってしまうような内容にしてみました。
できるだけ安く旅に出たい、ゲストハウスって聞いたことあるけど実際どんな感じなんだろう…なんて人にはぜひ読んでほしい記事です。
同じく格安の宿泊方法としてはネットカフェ泊も挙げられます。ネカフェの方がゲストハウスよりも安くなることが多いですが、その分寝心地はそれなりって感じですね。とにかく安くしたい!という人はこちらもおすすめです。
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もくじ
ゲストハウスとは
ゲストハウスとは宿泊形態のひとつで、「サービスは最低限だけど、ちゃんとベッドは用意されていて、格安で宿泊することができる旅人向けの宿」というイメージです。
ゲストハウス・ホステルとは、アメニティサービスを極力省いた安価な素泊まりの宿で、海外ではバックパッカー(リュック1つで格安な宿を泊まりながら長期的に旅をする人)が利用する宿として知られています。長期間旅行する彼らは、過剰なサービスよりも最低限の設備で一泊あたりの単価が格安である宿泊施設の方が都合がよく、また、後述するゲストハウスならではの楽しみ方を彼らはよく知っているので、バックパッカー達はゲストハウスに泊まるのです。
引用 ‐ J-Hoppers「ゲストハウスとは」
もともとは海外の文化で、バックパッカーが泊まる旅玄人向けの宿という感じだったみたいですね。
しかし、最近だとゲストハウスはかなり普通の旅行でも気軽に使えるようになっていて、日本の観光地でも多く見られるようになっています。おしゃれなデザインの施設やいろいろな付加価値を持つゲストハウスも増えてきているようです。
ここ数年で全国各地に急増しているゲストハウスという宿泊形態。かつてはバックパッカーなどのひとり旅行者向けの安宿という認識で、安かろう悪かろうというイメージが強かったかもしれません。しかし近年ではそういった印象もガラリと変わり、人と人との繋がりを生む場や、地域の魅力を発信する場としての意味合いを強めてきています。施設に関しても、カフェのようにお洒落な空間だったり古民家をリノベーションした風情ある建物だったりと、クオリティの高いゲストハウスが増えてきました。
引用 – ひげむぅ「ゲストハウスとは」
ちなみに、ゲストハウスと聞くと、
え、ゲストハウスって人とコミュニケーション取らなきゃいけないんじゃないの…?旅ってすばらしいよな!ってキラキラした人と話さなきゃいけないのでは…?こわい。(震え)
なんて思う人もいるかもしれませんね。それがまさに僕なんですけども。
そんな人も安心してください。僕のようなコミュニケーションあんま取りたくない派な人でも、ゲストハウスではちゃんと人権があります。
実際、18きっぷの旅でゲストハウスに泊まった時も、オーナーさんと受付の時に会話しただけであとはベッドで一人で過ごすなんてこともありました。
逆に今日は誰かと話したい気分だなぁって時にはコミュニケーションをとることだって可能です。萩の時はそんな感じでおじさん達と一緒にお酒飲んでました。
一人旅にピッタリ!ゲストハウスの特徴
では、ゲストハウスの特徴をざっと説明していきます。
このような特徴があります。それぞれ簡単に見ていきましょう!
安い
まずは安く泊まれること。時期や地域にもよりますが、大体一人2,000円~4,000円で泊まれるところが多いです。
参考として、ビジネスホテルの平均相場は6,000円~10,000円らしいのでそれよりは安くなることがほとんどですね。近い価格帯だと、カプセルホテルは2,000円~5,000円程度と同じく安くなっているみたい。 (参考→エアトリ )
カプセルホテルとゲストハウスの違いは他の宿泊者やオーナーさんとの距離です。ゲストハウスの方が距離が近いですね。それに、ゲストハウスは2段ベッドが多いですが、カプセルホテルは一応それぞれの空間で仕切られているのでプライベート感は出てきます。
ドミトリー形式が多い
ゲストハウスはドミトリー形式のことが多いです。
ドミトリーとは英語で寮のことで、二段ベッドにぜんぜん知らない他の人と寝ることになります。多くのゲストハウスはカーテンなどで仕切ることができるようになっていますが、音などは筒抜けなので気を遣う必要があります。
おそらくゲストハウスに泊まったことない人はドミトリー形式のハードルが高いのだと思いますが、一度泊まってしまえば意外と慣れます。男女別の部屋を用意しているところが多いですし、消灯時間もあるので、問題なく寝れることがほとんどだと思います。
もちろん人にはよるし、もしかしたらいびきがすごい人と同じ部屋になることだってあるので、一概には言えませんが…(笑)
共有/コミュニティスペースがある
ゲストハウスの大きな特徴がこの共用スペースがあることです。多くのゲストハウスは寝るための部屋と別に広いリビングスペースがあり、そこへ行くと誰かとお話ししたりテレビを見たりなんてことができます。
キッチンを貸してくれることもあるので、そこで自分で料理を作って食べたり、その時の宿泊者みんなで食べるなんてことがあるかもしれませんね。そんな一期一会なイベントもなかなかできないので楽しいですよ。
もちろん、人と話したい気分でなければ必ずリビングスペースにいる必要はないので安心してください。話し疲れたり、次の日早いしもう寝よう…ってときなど自由に出入りできます。
トイレやお風呂、洗濯機などを共用で貸し出してくれることも多いです。スーパー銭湯へ行ったり、コインランドリーを使ったりするのって意外とお金かかかるので助かりますよね。
外国人利用者が多いこともあり、電源やWifi完備のゲストハウスも。次の日の観光の計画を立てたりスマホを充電したりなんてこともできます。
サービスが最低限
ホテルのようなサービスはありません。「衣食住できるスペースがあればいいよね?」という感じです。
それによって値段の安さが実現できているんですよね。しかし、それがむしろ観光メインの人にとってはメリットになり得ます。
観光メインだと、遅い時間にチェックインして朝は早く出るなんて行動パターンになるので、宿はもはや寝るだけのために取るなんてことになります。そんなときはゲストハウスのような最低限のサービスで低価格な宿が嬉しい。
カプセルホテルも似たようなニーズを満たしてくれますね。
チェックインアウト/門限が幅広い
チェックインが遅くても大丈夫なゲストハウスが多いです。夜まで観光して、ご飯まで食べてからチェックインなんてことも可能。
チェックアウトも便利で、チェックイン時にもう支払いを済ませているので、出るときは部屋の鍵を返して終わりです。オーナーさんと会わなくてもチェックアウトができる場合がほとんどですので、早朝出発なんてこともできます。(ほかの宿泊者の迷惑にならないように静かにね…!)
消灯時間は設けられているけれど、門限は特にないよってとこもあるので夜も自由に出歩けるのもうれしいポイントです。
観光の相談に乗ってくれることも
ゲストハウスを経営している方は、その土地が大好きでゲストハウスを始めた!という人が多い気がします。だからその地域の観光情報に詳しいことが多いし、積極的に伝えてくれます。
おすすめの観光スポットとか、グルメとか、その土地に住んでいる人ならではの情報を聞くことができるかもしれません。ほかの利用者にも旅のベテランだとか、もう観光してきたよ!なんて人がいて、交流することで感想を聞くことができるかもしれませんね。
その土地に詳しいオーナーさんや他の観光客に旅情報を気軽に聞けるのは、ゲストハウスのいいところです。
ゲストハウスの泊まり方
ゲストハウスに泊まるにはどうしたらいいのでしょう。基本的には他のホテルなどと変わりません!
予約方法
まずは予約サイトなどで、目的の地域のゲストハウスを探します。その中から自分に合った条件のゲストハウスを検討してみましょう。
僕が18きっぷ旅の時に予約に使ったWebサービスは「Booking.com」です。アプリも使いやすいし、候補もたくさん出てきたので次の時も使いたいなぁって思っています。
ちなみに予約するときに見るポイントは、
- 料金形態(ドミトリー?部屋?)
- 立地(最寄り駅は?観光地は?)
- サービス(お風呂・洗濯・Wifi・電源・食事等)
- チェックインアウト時間
- 荷物は預かってくれる?
- 支払い方法
などです。
現地での流れ
予約をして、当日現地へ着いたらオーナーさんらしき人に声をかけましょう。ちなみに宿によってはチェックイン前でも荷物は預かってくれるところもあるので、先に荷物だけ預けてそこから観光なんてこともできますよ。
支払いは基本的には先に済ませます。現金決済や予約サイトからのクレジット決済など決済方法は宿によって様々です。事前によく確認しておきましょう。
受付を済ませたらゲストハウスの説明をしてくれます。
- 門限があるか
- 消灯時間
- Wifiのパスワード
- 飲食可能なエリア(寝室スペースでは基本的にできないことが多い)
- トイレやお風呂について
- 共用スペースについて
などなど。気になることがあればこの時に聞いておきましょう。
ここまで済ませたら後の過ごし方は自由です。
観光に出かけたり、キッチンを借りて料理をしたり、ベッドで寝たり、他の観光客と交流したり、外に食べに行ったり…
思い思いに過ごしましょう。
ゲストハウスに泊まるときの注意点
ゲストハウスに泊まるときの注意点をいくつかご紹介します。
他の人と空間を共有していることを忘れない
これは自分の行動もそうだし、他人の行動も自分へ影響してきます。
例えば門限が無いからと言って夜遅くまで出かけていて、深夜に帰ってくると音でほかの人の睡眠を妨げてしまうかもしれません。できるだけ静かに、は心がけておくべきです。目覚ましなどもバイブのみにするやすぐに止めるなど気遣えるといいですね!
逆にほかの人の騒音も考慮する必要があります。いびきや目覚まし、荷物を整理する音などはどうしても聞こえてきてしまいます。場合によっては耳栓を用意するとより快適に過ごせるかもしれません。
自分のことは自分でする
ホテルではないので、シーツの用意や食事などは自分でする必要があります。
シーツの使用はマナーとしてしっかりと守らなくてはなりません。ほかの人も使うベッドですからね。
これらのルールやマナーは多くの場合、受付時などに「利用上のルール」として渡されるので必ず読んでおきましょう。
他の人と最低限の挨拶などはしておくといいかも
ゲストハウスではほかの観光客やスタッフなどと交流をするかどうかは個人の自由ですが、最低限挨拶くらいはするとお互い気持ちがいいかもしれません。
一晩同じ部屋のなかで過ごすわけですし、トラブルはできるだけ避けたい。こんにちは~とかおはようございます~と挨拶を一つするだけで、多くの対人トラブルは防げるはずです。
貴重品に注意
ゲストハウスによってはロッカーを用意しているところもありますが、個別の部屋が無いので、貴重品の扱いには十分注意しましょう。さまざまな人が泊まります。注意するに越したことはありません。
できるだけ貴重品は手放さず、鞄を開けっ放しにするなど不用心な行動には気をつけてください。
今まで泊まったゲストハウスを少しだけご紹介
最後におまけ?として、これまで僕が泊まったゲストハウスを少しだけ紹介します。(料金は時期によって変わることもあるので自分でチェックしてね)
尾道ゲストハウス あなごのねどこ
あなごのねどこはしまなみ海道へサイクリングに行ったときに利用したゲストハウスです。しまなみ海道の岡山県側の入り口の近くにあり、駐輪場もあるのでしまなみサイクリングにぴったりのゲストハウスです。確か一泊3,000円くらい。
入り組んだところにあり、ちょっとレトロなデザインなので落ち着いた滞在を楽しめますよ。
古民家ゲストハウス 萩・暁屋
青春18きっぷ旅の3日目、山口県萩での宿泊で利用したゲストハウスです。
いかにも外国人が好みそうな古民家風なゲストハウス。とっても素敵なところでした。僕が宿泊したときは日本人よりも外国人の方が多かったですね(笑)一緒に英語もどきで晩酌したのはいい思い出です。
このゲストハウスのいいところは何と言っても海がめちゃめちゃ近いところ。萩の夕日ってすっごい綺麗なんですよ。今まで見た夕日の中で一番きれいなんじゃないかってくらいでした。暁に宿泊するときはぜひ見に行ってみてください。
一泊2,600円。
トラベラーズ道 麒麟舎
麒麟舎も青春18きっぷ旅で利用したゲストハウスで、7日目の京都府宇治で滞在したときです。一泊3,500円だったかな。
この宿のいいところはなんといってもアクセスの良さ!!宇治駅から徒歩10分、平等院鳳凰堂の近くです。そのアクセスの何がいいって、「響け!ユーフォニアム」の聖地巡礼が捗ること!!!
ユーフォに出てくる生活圏のど真ん中に位置するので聖地巡礼にとっても便利なのです。もちろん普通の宇治観光にもかなり便利な位置なので一般目的でもおすすめですよ(一般目的ってなんだ)
最後に
本記事ではゲストハウスとはなんなのか!についてざっくり説明してみました。ゲストハウスの特徴や利用方法などはご理解いただけたでしょうか。
旅には2種類あると個人的には思っていて、一つは宿泊目的のリラックス旅。もう一つは観光メインのぶらり旅。何を目的にするかによって、温泉宿に泊まりたいとか、ネットカフェでいいやとかが決まってくるんですよね。
ゲストハウスの場合はその多くが観光地の近くにあることが多いので、たくさん移動して、日中を最大限に使いたい旅にぴったりなんです。そんな旅をしたいなってときはゲストハウスの利用もぜひ検討してみてはいかがですか?
今回はこの辺で失礼します。最後までお読みいただきありがとうございました。
もう一つの格安旅の可能性、ネットカフェ泊についてはこちらから↓