こんにちは、もめです!
いやーいいネタがやってきました!伊豆大島いってキャンプ場まで行ったのに、雨風強すぎて結局ゲストハウスに泊まるって!!!!wwwww
…つら。
ということで、ふもとっぱらに続いてなかなか悲惨なエピソード(美味しいネタ)を経験してきたので、今後の自分のため、そして同じ過ちをほかの方が犯さないためにも、この記事を残していきます…
これから伊豆大島行ってみたい!けど不安!っていう人や、人の不幸マジメシウマ!って人はぜひ読み進めてください。あと慰めてくれる優しい人も、ぜひとも最後まで読んで僕を慰めてほしいです。よろしくお願いします。
【定期】ブログの感想や質問お待ちしております!→https://potofu.me/mome(匿名の場合はマシュマロからどうぞ。(通知に気づかずお返事が遅くなる可能性大))
もくじ
今回のパッキング
それではまずはいつものキャンプレポのように、パッキングから簡単に紹介していきます。
今回は移動距離も長いので絶対にバックパック一つにしたい…!という思いで詰め込みました。こんな感じです。
今回の一番の推しギアは友達から誕生日プレゼントにもらったフェアハンドランタンです。オイルランタンですね。
この子めちゃめちゃかっこよくないですか?!オイルランタンっていつか買おうと思っていたのですが、まさかプレゼントにもらえるとは思ってもみませんでした。ありがとう…
ガラス製で結構なサイズなので、徒歩キャンプで運ぶのには少し気を使いますが、この子は今後の僕のキャンプの映え担当として頑張っていただきたいと思っております。
実はソロキャンプのパッキングはかなり久しぶりで2か月ぶりとかっだったのですが、もうだいぶ慣れてきたので特に問題なくスムーズに行きました。外観はこんな感じ↓です。詳しいパッキングの仕方とかはそのうち記事にしようと思いますが、聞きたい!って人がいればいつでも聞いてください。答えられる範囲でお答えします!
伊豆諸島行きの夜行船はとても楽しいおすすめ
伊豆大島へ行くには主に、大型船を使って夜出発の朝到着の夜行か、日中運航している高速船を使って3時間弱で向かうかの2択になります。
僕が初めて伊豆大島へ行ったときは、天候などの都合で高速船でした。その時のキャンプの様子はこちら。なかなか最高なキャンプでした。
この時感じた高速船のデメリットとしては、「狭いこと」です。荷物スペースもあまりないので、大きなキャンプ道具を運んでもらうのは少し気が引けるし、今回のランタンのように壊れやすいものがあった時に不安です。確かにあっという間につきますが、窮屈感は否めません。
一方夜行の大型船なら、自転車も輪行で大量に運べるくらい広々しているのでキャンプ道具も楽々です。電車やバス、飛行機などいろんな交通機関でキャンプしてきましたが、この大型船が一番ストレスフリーでした。
さらに大型船のおすすめポイントを上げるとしたら、出発時の夜景が楽しいこと。東京の竹芝桟橋を22時に出発して、その後横浜の大さん橋を経由して伊豆大島へ向かいます。つまり東京の夜景を見た後に、横浜の夜景もみることができるという豪華セット。
そして席も結構ゆったりしているので、寝るのも比較的快適です。さらに朝到着なので、朝早くから観光できます。時間たっぷりです。
ということでキャンプ目的で伊豆諸島に行くなら絶対に大型夜行船がおすすめです。
到着。「雨やばくね?」
東京を出発するときに見た天気予報には正直怪しいものがありました。伊豆大島のお天気マークは当日の朝まで「暴風雨」。そして船の到着も天候の影響で3時間ほど遅れるそう。
この時点で諦めることができるとよかったんですが、このために事前にチケットを取って、バイトを休みにして、ずっと楽しみにしていたので、現実から目を背けて決行したんですよねぇ。
船も通常通り出港するし(前回行ったときは台風で欠航になり一日延期になった)、結局港に就けるということはもう朝には雨は弱くなっているんだろうと考え、期待を膨らませて眠りにつきました…
そして朝8時ごろ。
下船。
横殴りの雨なんだが…?
画像引用:イラストAC
期待むなしくとてつもなく天気が悪い。逆によくこれで港に就けたな…ってレベル。正直キャンプ無理なのでは?と一瞬思ったんですが、諦めない精神が勝りました。(なんで)
ってことで当初の予定通り買い出しに行きましょう!(なぜ)
この強行突破癖やめたい。。。
とりあえず買い出しをしてカフェに避難
伊豆大島は基本的に港の近くにしかお店はありません。キャンプ場の近くにもあるにはありますが、そこまで大きくないので、買い出しはバスに乗る前の元町港で済ませることをおすすめします。
僕が行ったのは「ベニヤ」というスーパー。聞いた話によると島で一番大きいスーパーらしい?多分。港からは歩いて5分ほど、アクセス・規模ともにここ一択かなぁと思います。
スーパーへ向かうまでも折りたたみ傘(なんで折りたたみ…)で雨風に立ち向かっていました。
買い出しを済ませたら、1時間に一本のバスの時間までしばらくあったので、奇跡的にあったカフェで少し休憩。雨風強すぎて、人っ子一人歩いていなかったのでカフェの存在がかなり救いでした。
もうここまできたら行くしかない。バスに乗ってキャンプ場へ向かいます。
キャンプ場までの厳しい道のり
元町港からキャンプ場の最寄りのバス停までは約30分。バスの中は僕とおばあちゃんひとりだけ。不安が増します。船の中であんなに酔っぱらってたチャリ軍団どこ行ったん。。。泣
港からキャンプ場までのバス区間では、大島の観光名所の一つ
「地層大断面」を見ることができます。結構すごい。
バス停到着あたりからはもう写真がほぼない。理由は察してください。撮れない撮れない。
バス停到着。周りに何にもなく、誰一人いない中に一人取り残されました。めっちゃ不安。雨風は相変わらずです。むしろ強くなってる気が。
そこからキャンプ場までは徒歩10分もかからなかったはず、なんですが、どうやって行くのか忘れた。
確かに景色には覚えがあるんですが、わからない。さらに不安。
そして迷い込みます。確かに方向はあっているはず。でもなんか工事現場的なところにたどり着く。ただっぴろいからめっちゃ不安になる。風が強い中重い荷物を背負ったまま、折り畳み傘で何とか雨を防ぎながら、僕は何をやっているのか…と思いそうになるのを耐えながら、充電が死にそうなiPhoneのマップとにらめっこしながらキャンプ場へ向かいます。
そして最大の難関がやってきました。
工事現場的なところを歩いていると、おそらくこの道がキャンプ場につながってる!という道に出ました。
しかしなんとその道、全面水たまり。
一部とかじゃなくて全面、しかも何十メートルにもわたって泥水で埋もれています。下の写真のような道路が一面泥水で埋まっている感じ。本当に地獄。
写真素材 pro.foto
泥水だからそれがどのくらいの深さかわからんし、雨風相変わらず強いし、寒すぎるし、限界を迎えそう。
かといって引き返すのはもっとありえん。ということで泥水の川(道)を突き進むことに。真ん中ってなんか深そうで逃げ場ないし、端っこを歩くことにしたのですが、これが大きな間違いでした。
じつは真ん中の方が実は安全で、端っこは泥だらけの沼状態になっていたのです。
もう滑るのなんの。めっちゃ足沈むし、滑るしこけそうだし。
この日履いていた靴はgravisのハイカットの防水スニーカーだったのがまだ救いでした。靴の中には水はほとんど入ることはありませんでした。防水スゲーって思いましたね。
…まあ結局軽くこけて靴の中に水入ったんですけどね。思いっきりこけて全身泥水まみれよりはましです。僕の身体能力を全力で褒めた。
でも靴の中に水が入った時点でもうゲームオーバー。この川(道)の先には結果的にキャンプ場があったのですが、靴下がすっかり濡れたおかげで身体が冷え切ります。
そして相も変わらず暴風雨。なんとかキャンプ場の屋根のある水場に避難して収まるのを待ちますが、一向に収まる気配はなし。靴下は履き替えたけどもうこれ以上あったまらない。エマージェンシーシートにくるまりながら、ガクブル難民化してました。
ここで僕の持っているテントが自立式だったら、屋根のあるところでとりあえずテントを立てて、寝袋にくるまろうとかできたかもしれませんが、残念ながらワンポール。椅子に座って待つしかありませんでした。
何を言ってるのかわからねーと思うが、俺もなにがあったのかわからなかった。キャンプ場でなくゲストハウスにいたんだ。
もう限界です。いくら暖かくしても、ホットココアを飲んでも体温は下がり続けるし、雨風はやまない。このままじゃ死ぬとまで思いました(笑)
そう思ってからはもう必死です。
とりあえずグーグルマップで、「伊豆大島 ゲストハウス」とググりまくります。
そこで気づいたんですが、伊豆大島のゲストハウスってなんか貸し切り形式のばかりなんですよね。一泊数万で建物丸ごと借りれますよー的な。
ボッチにあんまり優しくない!!(笑)電話かけても繋がらない、もう一杯です、めっちゃ高級などなど全然宿が見つからない。
それならばと思ってレンタカーを借りて、車の中で凌ごうとレンタカー業者に電話。
僕「あの!今からレンタカー借りれますか!できればキャンプ場まで持ってきてほしいんですが!(必死)」
レ「あーすみません、今日はもう営業終わっちゃたんですよ~~。ごめんね~」ぷーぷーぷー…
まだお昼なんだけどーーーーーーーーーー!!!
まあ確かにこの雨の中借りる奴なんておらんよねーーーーーー
くそーーーーーーー
車はあきらめて、もう一度宿を探します。もうこの際だからどこでもいいよ!高くてもいいよ!と思いながら探すと…
なんとありました!一部屋4人用5,000円!は?!やっす!
一人で泊まるゲストハウスと思うと少しだけ高いなぁと思ったのですが、じつはこの値段は部屋丸ごとの値段。そう考えるとめっちゃお得!すぐに予約。残り一部屋でした。本当にここがとれてなかったらどうなっていたかわかりません。
ということで今度はタクシーを呼び(もう営業終わってるよとか言われてたら泣いてたかもしれん。ちゃんと来てくれた。)、元町港の方のゲストハウスまで送ってもらいました。料金5,000円。痛すぎる出費…だけど死には変えられません…
この時点でめちゃめちゃテンションが下がっていたのですが、タクシー運転手のおじいちゃんがすごい語り口で伊豆大島について語ってくれたので、少し元気がでました。ありがとうおじいちゃん。
お昼食べたり、昼寝をしたり平和な日々を過ごした。
無事ゲストハウスに到着。今回お世話になったのは「ボルカニックアイランド」さん。僕の命の恩人です。
最近オープンしたばかりで、きれいなお部屋でした。オーナーさんやスタッフさんも気さくな方で、安心感が半端ない。
一部屋もらえたことで、濡れたものを一通り乾かせます。助かるぅ…!
そしてキッチンが借りられるので、キャンプ場で作る予定だったパスタを作り、食らう。
パスタをゆでて、ゆで汁でスープ、パスタはペペロンチーノに、
という超効率あったまりレシピをキャンプ用に考えていたんですよ…
そして寝る!!!もう疲れた!!!!おやすみ!!!!
2日目はデイキャンプできました。
帰宅予定日の2日目は、船が出る午後2時までは時間があります。そして天気がめちゃめちゃいい。(大歓喜)
ということで、せめてデイキャンプを…と近くの浜辺に行ってきました。
控えめに言って最高です。昨日キャンプできなかった分開放感が半端じゃないです。グランドシートを出して、テーブル出して、クッカーバーナー出して、オイルランタンに火をともして(これが一番やりたかった)、キャンプで作るはずだったシチューを作ります。
イケメンすぎひん?
野菜からしっかり炒めて料理することは僕のキャンプではなかなか珍しいのですが、いい感じにできました。大島牛乳のシチューです。
締めの大島牛乳を入れる。
パンにつけて食べる(ほんとは米で食べたいけど米炊くのめんどい)
自分で作った料理を海とオイルランタンを眺めながら食べる…う~ん最高。
めっちゃかっこよくない??好き。
なんだかんだいろいろあったけど、終わり良ければ総て良し。まさにこの言葉に締められるような旅でした。泥水の川(道)に特攻した出来事も今ではいい経験です。道は普通真ん中が一番盛り上がってる。ココ重要。うん。
最後は浜の湯でゆっくりと体を温めて、大型船でのんびり帰りました。
お疲れさまでしたーーー!
最後に
なかなか壮絶な旅でしたね。楽しかったーー!
2回行って少しずつ伊豆大島での注意点がよくわかるようになってきました。
- 風は基本的に強いものと思え(長めの鍛造ペグやレインコートは必須です)
- ゲストハウスはおひとり様用はあまりない。複数人で一部屋や一棟貸し切りがデフォ
- レンタカーは営業時間内でも閉店してることもある(笑)
- 少しでもやばいと思ったら、避難すべき
今回得た知見はこんな感じです。これに加えて、コンビニがない・スーパーの営業時間短い・船が着く港は当日にならないとわからないなど、注意すべき点がたくさんあります。そのうちこれらについてまとめる記事も書こう。
無料のキャンプ場に泊まる予定が、突然の1万円の出費になったりもしてしまいましたが、いい旅だったと思います。またリベンジしにくるぜ。伊豆大島!あとほかの島にも行ってみたいね!
それでは今日はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。
【第十六回!イチオシギアのコーナー】
毎回、今回のキャンプで大活躍したギアを紹介しているこのコーナー。第十六回目はこちら!傘です!
ワールドパーティ(Wpc.)の軽量折りたたみ傘をご紹介します。
この傘、大島を出発する2日前くらいに、「そういえば傘無くしたんよなぁ、大島で雨降るかもしれんし買っとこ」とloftで買ったものです。この時点でなぜか伊豆大島についたら基本雨はやんでいるだろうという想定になっていますね。あほですね僕は。まあ置いておいて。
この傘のおすすめポイントは軽い・細い・丈夫です。
まずは軽い・細い。グラムにして約120g、寸法は約20cm×約4cm。鞄の隙間に入る細さで、とっても軽い。
そしてなんといってもその丈夫さには驚きました。だってあれですよ?大島の強風に耐えたんですよ???伊豆大島の強風はその丈夫さを証明するのに十分すぎるものでした。
正直大島ついたときは、こんな折りたたみ傘じゃ無理な奴だ。あーあ、、、せっかく買ったのにこいつとも今日でお別れか。なんて思っていました。
しかしですよ。実際にさしてみると、まあ強い。いくらひっくり返っても壊れません。ていうか最近の傘ってわざとひっくり返って壊れないようにできてるんですかね。本当に何回ひっくり返っても壊れない。
いやこれは逝ったわって思ったシーンがいくつもありましたが、大島から帰ってきた今でも普通に使えています。ほんとすごい。
こんなにも携帯性と丈夫さを兼ね備えた折りたたみ傘がこの世にあったんですね…いままではやっすい折りたたみ傘しか使ってこなかったんで、全然知りませんでした。
ちなみにこの傘は3,000円くらい。安く買おうと思えば1,000円くらいで買える折りたたみ傘をこの値段で買うのは少し勇気がいりましたが、お金をかけてよかったです。
お金をかけていいものを買うと、ストレスが軽減されるから総合的にみると安物買いよりもお得な気がしてきましたね。
ということで今回はマジでおすすめの軽い!細い!丈夫!な折り畳み傘をご紹介しました。伊豆大島の強風のお墨付きです。並な台風なら全然耐えられます。たぶん。
僕は今のこの子を無くしたとしても、またリピートすると思います!(まずは無くさないように頑張る。)
【定期】ブログの感想や質問お待ちしております!→https://potofu.me/mome(匿名の場合はマシュマロからどうぞ。(通知に気づかずお返事が遅くなる可能性大))
【この記事で紹介したアイテム】