こんにちは、もめ(@momecamp0121)です。
今回は、2021年9月のシルバーウィークに出かけた東北ツーリングの旅行記を書きます。もういつの間にか1年前になってしまいました…
直近の自分の旅だと1,2を争うほど良い記憶に残っている旅だったので、振り返るのが楽しみです。
↓Vol.2↓
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もくじ
装備・計画 – 今回やりたいこと –
まずは準備から。
今回の出発時点の計画はこんな感じです。
【1日目】できるだけ北へ向かう。福島入りたい。宿未定。
【2日目】宮城の蔵王に旅館予約済み。そこまで行かなきゃ。牛タン食べたい。
【3日目】福島の土湯温泉で旅館予約済み。磐梯吾妻スカイライン走りたい。
【4日目】南下してぼちぼち家に近づく。キャンプしたい。
【5日目】帰宅する。
旅程はざっくりだけど宿はいくつか決まっている、といった感じでした。
なぜこんなに中途半端になったのか。それは、やりたいことはおおむね決まっていたから。
この中で旅館だけはちゃんと予約してないと厳しいだろうなと思い、先に予約しておいたのです。シルバーウィークでしたし。
先に予約してあると宿がある安心感はありますが、最低限そこまでは行かなくては…!というノルマがあるので、少々制約が生まれてしまいますね。
今回はとにかく旅館がいい~~~~と内なるもめが駄々をこねていたので、2日分は旅館泊で、残りの2泊は決めずにどっかでキャンプ、という感じになったのでした。
ちなみに、最終的には上記の通り4泊5日だったのですが、当初の予定では5泊6日だったんです。初日は台風に潰されました。
だから本当は宮城の蔵王には3日目に着ければ良い、余裕のあるスケジュールだったのですが、その余裕がなくなったのは少し残念でしたね。
社会人になって初めての複数日の有給を使っての大型連休だったので、減ってしまって悲しかった
余裕があれば、1日目も高速道路を使わずに茨城あたりで一泊なんて言うのも考えていたりしてました。
さて、そんなたらればの話は置いておいて、お次は今回の装備について。丁寧に写真を撮っていたので載せておきます。
バイクでのキャンプ装備をブログにちゃんと載せるのは初めてかも。
主なキャンプ装備を積んでいるのは、タナックスのキャンピングシートバッグの一番大きいやつです。DUKEくんと合わせてオレンジにしました。
ちょうどいい色があるもんだねぇ
このバッグはマジで良いです。使いやすい。ハピキャンでがっつり書いているのでよかったらみてね。
カメラやその他細かい旅道具、雨具などはサイドバッグへ積みます。純正サイドバッグ。
使いやすくはないけど、かっこいいのでいいです。()
純正バッグ高すぎる件
今回の旅で新たに導入した旅グッズで特筆すべきは、ノートでしょうか。
新しい旅の相棒です pic.twitter.com/Ry0C6LEX9V
— もめ🏕 (@momecamp0121) September 15, 2021
旅先で絵を描きたいと思うことが時たまあるので、そのときに使おう~と思って購入しました。
絵を描けるようになりたい願望もあるから、練習の意も兼ねて。
A5はちょいデカいけど、縦リングタイプがいろんな使い方できて使いやすい気がする。Mnemosyne(にーもしね)、おしゃれで紙しっかりしてておすすめ。
今回の旅ではそこまで活躍はしなかったけど、この後の旅では、スタンプを押したり、それこそ旅絵を描いてみたりと良い相棒になってます。旅ノート作るのオヌヌメ。楽しい。(下のツイートは22年冬に行った北海道旅の時のもの)
2/11-14、旅くじの道東旅の旅ノート。
— もめ🏕 (@momecamp0121) February 27, 2022
スタンプがいろんなところに置いてあったので、押しまくってみた。楽しかった。
旅のメモしても良いしお絵描きしても良い。スタンプ押したっていい。自由なノートいいかも pic.twitter.com/RBs3Qt6kOD
前置きはほどほどにそろそろ出発のお時間。当日朝5時頃、出発します。
台風で1日待たされた分、かなりウズウズしてた。行くぜ!
一日目ルート↓
北へ向かう。
さて、待ちに待った1日目。この日は台風一過で晴れることはほぼ約束されていたので、ワクワクしながら出発します。
当日の宿は決まっていないものの、次の日の宿が宮城の蔵王なので、できるだけ近づいておきたい。(↓二日目の宿の場所)
ということで、関東を抜けるあたりまでは高速道路でかっ飛ばし北上します。かっ飛ばしつつ、どこで寝るかを決めます。
PAで休憩しながら、Googleマップでキャンプ場を探します。
そして見つけた!よさげなキャンプ場。
高台にあって、芝生で過ごしやすそう。そしてなんと無料。場所も川俣というところで、福島の上の方でちょうど良い。
ということで、今日の最終目的地はここ「峠の森自然公園キャンプ場」に決まりました。
そうと決まればルート決め。ツーリングマップルで走っていて楽しそうな道を探します。
探していたら、国道399号線が良い感じの山道で楽しそう。この道を使うことにしましょう。
ここまで決まったので、とりあえず福島県いわき市でICを降りることに。茨城もまわりたかったけど、今回は完全素通りです。今度行くね…
また1時間ほど高速道路を走らせて目的のIC到着。少し休憩タイムです。
いわきで小休憩。食事処のご主人がかわいい
休憩に寄ったのは、白水阿弥陀堂。落ち着けそうだったので選びました。
落ち着けました。
国宝らしい。シンプルながらも重々しい雰囲気を感じます。
ゆっくりと、今回の旅が始まったな…という気持ちをじわじわと感じるのでした。
さて、お腹が空いたので、近くで食べれそうなところを探します。
あまり飲食店はありませんでしたが、数件地元の定食屋さんといった感じのお店があったので、その中の一軒「お食事処せいの」へ向かいました。
ほどなくして到着。
中に入ると私の他には1組の地元のお客さんがいるのみ。人のよさそうなおじいちゃんに席に案内されました。
ここではなにがいただけるのかというと、なんでもあります。ラーメン、うどんそば、とんかつや野菜炒め定食、カレーやチャーハンまで。
かなりの範囲の食欲をカバーしてくれています。ありがて。
この時の気分はラーメンだったので、おすすめにもなっていた味噌ラーメンを注文。
野菜がたっぷり乗った味噌ラーメン、温かみがあってとても美味しかったです。
そして食事をしていると、店内にどでかいハエが乱入してきました。でけ~と思いながら眺めていたのですが、しばらくして厨房からハエたたきを持ったご主人が参戦。
唐突にハエ VS ご主人のドリームマッチが開始されました。
ハエに翻弄されるご主人。ハエもご主人のフェイントに戸惑いながらも逃げまどいます。
勝敗はどうだったか忘れましたが、最後にご主人が笑顔だったのは覚えているので、たぶん軍配はご主人かな。
ほっ!ハッ!とハエと戦うご主人がかわいくて癒されました。
その後お会計時にはそんなご主人と少々お話をしました。外に止めてあるバイクのナンバーを見たようで、「湘南からいらっしゃったんですか」とご主人。
コロナ禍ということもあり、少し遠慮がちに「そうですぅ…」、と答えると「遠いところからよく来たねぇ」と言ってくれました。歓迎してくれたみたい。良かった。
そこから少しお話したのち、暑いからとアクエリアスをいただきました。唐突な差し入れ、嬉しかったです。
完全地元密着の定食屋さんだし、外の人が珍しかったりしたのかもしれない
走りやすい山道、国道399号をのんびり走る
アクエリを片手に、お次は国道399号を北上していきます。
いい感じの田舎道を少し走らせていると、いきなり現れたのはお城。
「なぜ?!」という驚きともに、とりあえず写真を撮っておきました。何のお城なのかは結局よくわかりませんでした。
私の後に来た車旅夫婦もよくわからないけどとりあえず停めて写真を撮っていて、笑いました。そうなるよね。
旅先でたまに見る車旅老夫婦好き
のんびりと走っていき、少しずつ山の中へと入っていきます。
そして山道を走っているなか、これまた突如現れたのは廃校。いわき市立小川小学校戸渡分校。
平成15年(2003年)閉校したらしい。
なにやら皇室とゆかりがある用で、石碑が立てられていました。
白い木造の素敵な校舎が、生い茂った緑の中から顔をのぞかせていました。
この手前は校庭だったのかな。
加えて目に入ったのは、放射線量を計測する機器。
このあたりは東日本大震災で原発事故があった地域にほど近いのです。
最近は少しずつ復興が進められ、制限が少しずつ解除されているみたいです。出発する前にどのあたりが通れないのかなどは調べていました。
21年時点では「バイクや徒歩はダメです」というエリアも見られました。(後に出てくる)
出発前から、この旅の中では当時のことを感じる機会もあるかもしれない、とはぼんやり思っていました。この測定器はその一つですね。
実はこれもこの旅の小さな目的の1つでした。うまく言えないけど、今までは感情的にどうしても少し遠かったので、自分で訪れるこの機会にもう少し近づきたかった気持ちがあった。
今私にできることがあるとすれば地域にお金を落とすことと思っているので、この旅の中では当時のことを少し感じつつ、微力でもお金を使って、たくさん魅力を発見していきたいなと考えながら計測器を眺めていました。
そんなことを思いながら、誰もいない廃校を後にして、先へ進みます。
午後の時間も進み、段々と夕方が近づいてきました。そろそろテント泊のことを考えねば。
朝からずっと走っていたので、そろそろ休憩としてもお風呂に入りたい…
ちょうどこの先にスーパー銭湯っぽい施設があったので、そこへ向かいます。
お風呂で小休止です。
かわうちの湯は、かわうち村にある日帰り浴場で、平日大人600円とちょっとお安い。ありがたい。
館内に貼ってあったポスターが良かったので載せておきます。
来たよ!と言いたくなるポスターでとても好きです。みんなも行こう。
良い感じに休憩できて、隣接の小さな市場でキャンプの買い出しも出来たので、ぼちぼちキャンプ場を目指します。399はまだまだ続きます。
そして走りを進めているとこんな看板がありました。
ちょうど先ほど触れた、バイクや徒歩はダメ区間ですね。
この辺。
ちなみに国道399号線は現在(令和4年8月30日)の帰宅困難区域のだいたい外側を行く道路です。
ということで、399とはお別れ。西の方へ回り道をして、キャンプ場のある川俣町を目指します。
1泊目テント泊。
途中で輝く田んぼに見とれつつ、5時半頃、キャンプ場に到着しました。
芝生の広場のようなところで、そこまで混んでもおらず、よさそう。
この日は祝前日の日曜日。神奈川で無料でキャンプできるところなら、この落ち着き具合はありえないので、地方最高~~~となりました。
暗くなる前に何とか設営完了。ご飯にしましょう。
旅キャンプだと、焚き火などもせずにぱっぱとご飯を食べて寝てしまうことが多い。
今日は、途中に寄った川内村で買ったお味噌で豚汁。無洗米が買えたので、お米も炊きます。
ちなみにこのお味噌、絶対ご飯のお供系の甘いタイプのお味噌で、豚汁とかみそ汁に使うやつじゃないことに作り始めてから気づきました。
もう引き返せないのでそのまま作ります。
出来た。
お味は少し甘いけど普通にうまいです。たぶん。自分の舌の懐が広くて良かった。。笑
えごまのお味噌はちゃんとお米にも乗せました。うまい。
デザートには福島県産のブドウ!福島と言えばやっぱりフルーツ食べたい。ジューシーで美味しかったです。
地域の食べ物でたっぷり満足感を得られたので、早めに寝ることにしましょう。明日は仙台を経由して、蔵王まで向かいます。
9時就寝。快適な気温でした。
最初は分けるの面倒だし1つで5日分書こうと思ってたけどやっぱり量ヤバイので分けます。続きは次回。
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