ひとり旅旅の知識

旅ノートのススメ – おでかけを自由にそして楽しくしてくれた旅ノートの話 –

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私は、お出かけするときに小さなノートを持ち歩くことが多い。旅ノートと呼んでいるその小さなノートについて、使い方や魅力、使っているノートについて語らせてください。

私が旅・おでかけする大きな理由の一つとして、「自由で自分にとって良い時間を過ごすこと」があります。これを達成しながら、旅の思い出を気軽に残せるアイテムとして旅ノートを活用しています。

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私の旅ノートの使い方

富山県 「喫茶らんぶる」

早速ですが、私の旅ノートの使い方をざっくりご紹介。

私が今旅ノートに使っているのは、ポケットクロッキーの画用紙バージョンです。

これは使い終えた1つ前のやつ。せっかくクロッキーなので、使い終わった表紙にお絵描きした

手のひらサイズのこの小さなリングノートをお出かけや旅に出るときはいつも持ち歩くようにしています。

私がこのノートを使うのは、例えば以下のようなときです。

  • 駅スタンプやご当地スタンプが押したくなったとき
  • 外でお絵描きがしたくなったとき
  • 絵日記が描きたくなったとき
  • 何かをメモしたくなったとき

運用方法はいたってシンプル。上記のような場面に遭遇したら、やりたいことに素直に従ってノートを活用するだけです。

例えば道の駅に寄っていい感じのスタンプがあって押したいなーと思ったら押す。

カフェに入って暇だしのんびり絵を描きたいな~と思ったり、絵日記を描きたくなったりしたら描く。

旅程に迷ってとりあえずメモしたいなってときに書き出す。などなど。

北海道 摩周駅

そして、このノートを使うときに決めている一つの重要なルールがあります。それは、「旅ノートを使うことを必須としないこと」、つまり義務化しないことです。

スタンプを見つけたとしても必ずしも押さなくていいし、旅に出たら必ず絵日記を描かなきゃいけないわけではない。メモもノートに取るのは必須ではない。普通にスマホでメモすることのほうが多い。

この「旅ノートを使うことを必須としないこと」が旅ノートを使っていく上で、私にとってはとても重要なポイントです。

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義務じゃない旅ノートの魅力

私が旅で重視していること:自由で良い時間を過ごすこと

冒頭でも触れましたが、私が旅をする大きな理由の一つは「自由で自分にとって良い時間を過ごすこと」です。

きれいな景色を見ることや、何か大きな挑戦をすること、達成感を感じることなど、旅の魅力って色々とあるし、私もこれらを魅力に感じることは大いにあります。でも、それよりも一番の目的は良い時間を過ごすことなのです。

赤沢宿が快適すぎたときは2時間くらい居座ってもいい。旅の基本的なスタンスとして、こういうのは常に持っておきたい。

旅は自由なものとして持っておきたい。

そんな私にとって、義務じゃない旅ノートがすごい魅力的でした。

押したいときにスタンプを押せて、描きたいときに絵を描けるノートを持っておくのが自分にとって都合がよかったんです。

例えば、スタンプ。観光地のスタンプといえば鉄道の駅スタンプであったり道の駅スタンプ、それぞれのご当地スタンプ何かがあったりします。スポットによってデザインが違って、現地でインクを付けて押すという行為も含めてとても旅情があって素敵な文化です。それを集めて旅の目的にしている人も多いと思う。私もこういったスタンプを押すのは大好きです。

スタンプ台を見るとテンション上がる(摩周駅)

でも同時に私にとってスタンプは、旅に義務感が生まれてしまいがちで、私が一番したい旅の邪魔をしてしまうな~と思ってしまうものの一つでした。

私が問題視していたのは以下の2点です。

  • 義務感が生まれて自分がしたい旅と離れてしまう
  • 保存で悩んでしまう

そしてこれらを解決したのが”義務じゃない”旅ノートなんです。

問題① 旅に義務感が生まれると良い時間を過ごすこととは離れてしまいがち

私にはオタクの血が流れてしまっているので、グッズとか聖地スポットとか聞くと集めたい感情がうずうずと湧いてきてしまう。それはそれでいいし、聖地スポットをたくさん巡る!という旅も好きです。道の駅スタンプをコンプリートする試みとかも集めきったら気持ちいいだろうな~と思う。

大井川の吊り橋カードを集める旅をしたこともある。とても楽しい。

でもそんな風にして聖地スポットをコンプしたりスタンプを集めたりという行為は、私の一番やりたい旅とは離れてしまいます。

私が旅をしたいなと思ういちばん大きな感情としては、やはり「自由で自分にとって良い時間を過ごすこと」があります。何かを能動的に集めたりコンプしたりということを目指してしまうと、「自由で自分にとって良い時間を過ごすこと」と遠ざかってしまうことが多いのです。

例えば道の駅スタンプを集めるとして、ツーリング中に別に今止まりたくないな~って時でも道の駅を見つけたら止まらなきゃという気になってしまう。そうでなくてもスルーする瞬間に多少の後ろ髪をひかれてしまう。

一度なにかを集めたいなという感情になったら基本的にどんな行動をしている時もそれが脳裏にある状態になってしまうのです。自由な旅だったはずが外部の要素に自分の行動が決められそうになってしまうようなことが、”常”について回るのが私はちょっとやだな~と感じてしまうのです。

問題② 保存で悩んでしまう

でもスタンプという概念はとても好きなんです。だからできれば押したい。現地でしか押せないし、押せたらとてもうれしいし、集めたら楽しい。

じゃあ適当な紙とか、場所によってはパンフレットあるからそこに押せば?という話になるかと思いきやそうでもないんですよね。

それだと後から絶対見ないので。。

パンフレットとかチケットとか、きれいにスクラップブックとかにできたら素敵だなと思うんですけど、今ところ全く作成できる気がしません。一応雑にファイルに突っ込むようにはしているけれども、なかなかカオスになってきて見返すことは考えられていません。

そんな状況だとスタンプを押そうとしても、今押そうとしてるスタンプ無駄かもな。。。とか思ってしまうのです。悲しい。

パンフレットはとりあえずもらうのでいいですが、スタンプは無駄かも…って思ってしまったら押さないです。それでいてたまーにアニメのコラボスタンプとかあると、うーんどこに押そう!って迷う。

そんなこんなでスタンプを押したいけど押さない/押せないで毎回少し悩んで脳のリソースを使ってしまうのも悩みでした。

旅ノートが解決してくれた!

新日本海フェリー らいらっく

こんな感じのふわふわとした悩みを私は持っていました。スタンプ押したいけどめんどうだな~と思ってしまっていました。

それを旅ノートが解決したのです。

前半でも触れたように私は旅ノートをスタンプを押したくなった時に使うようにしています。そしてスタンプを押すことは必ずしなくてはならないものではありません。

このように決めることで、まず一つ目の悩み「スタンプ押したいけどそれに気を取られすぎるのやだな」は無くなりました。

スタンプが目に入ったけどスルーせざるを得なかったときにモヤモヤはしないし、旅中スタンプに感情が引っ張られすぎることはありません。(ここの駅のスタンプどうしても欲しい!ということはあるけども…)

しかも旅ノートはスタンプだけじゃなく、お絵描きやメモ・日記などにもざっくばらんに使っているので、より一層義務感は無くなります。「コンプ欲」というものが湧いてこない。これが最高。押せたらノートがにぎやかになってうれしいな~くらいの感情。

お絵描きをしているのは絵がうまくなりたいという旅ノートを始めたもうひとつの理由ではあるのですが、旅ノートを自由なものにするという取り組みにも貢献してくれています。

noteを始めてからは結構どうでもいい絵日記とかも描いてる。たのしい

そして旅ノートによって二つ目の悩みの「保存」についてもかなり解消されます。

少なくともスタンプはノートに押していれば、パラパラめくってまとめていつでも見れます。どこに押そうかな~と迷う時間はありません。とりあえず押せて、かつ確実に自分の手元に一か所できれいに残る状態になってくれる。

そのようにして自分ルールが明確にあるので、旅中に悩むことがありません。これがとてもうれしいのです。

積極的に集めていないのに収集癖がちょっと満たされたりもします。

北海道では道の駅休憩の度にスタンプ押せて楽しかった。

まとめると、旅ノートは「スタンプを集めたいな~」という感情と「旅は自由で良い時間を過ごすものであってほしいな~」という感情をいい感じにバランスよく取り持ってくれた存在なのです。

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私の旅ノート・周辺グッズ

ここまで読んで旅ノートを始めたくてうずうずしている人がきっといるので、私が使っている旅ノートとその周辺グッズを紹介します。

旅ノート:マルマン ポケット判 クロッキーブック 画用紙 S163

冒頭でも紹介したけど、マルマンのポケットクロッキーが私の今の現役旅ノートです。

めちゃくちゃ小さいクロッキー帳で、iPad miniよりも小さい。

重量もかるい!

そしてクロッキー帳といいつつも、紙は薄いクロッキー紙ではなく画用紙を選んでいます。スタンプを押したりガリガリと絵や字を書いても写りづらくあってほしいなと思って画用紙にしています。あと外で使っても破れにくそうなのも良い。

お絵描きもできる

見た目も旅ノート感あってかわいいし、ちょっと汚れても味になるので、気に入って使っています。少し分厚い・カバーがやわらかいのは旅ノートとしては微妙ポイントかも。

この微妙ポイントが気になるな~という人は野帳いいかもしれない。

友人たちが使っていて、こちらもなかなか良さそうだった。私も試しに買ってみて旅ノートとしてではないけどたまに使ってます。

薄くてカバーが固いので立ちながらでも書き込めるし、カバンやぽっけの隙間に入れていても気にならないのが良いところだと思う。

なんとなくお絵描きはちょっとしづらいな~と思って私はクロッキーを使い続けることにしています。

筆箱:DESIGNPHIL ミドリ(MIDORI) ブックバンドペンケース 

シャーペンやボールペンを入れている筆箱はコンパクトでノートに巻き付けられるものを使っています。

いつの間にか道具増えてる。減らしたい

中には旅先で使えたらロマンあるな…と思って小っさいものさしとかちっさいカッターとか入ってます。一回も使ったことがありません。

シャーペンさえあれば良いので、正直ペンケースはあってもなくてもいいと思います。私も最近ペンケース邪魔だなって思い始めてる。

サコッシュ:macpac トレックミュゼット

個人的に旅ノートライフには欠かせないなと思っているアイテムがサコッシュ。平たいので旅ノートを気軽に入れておけるし、貴重品と一緒に旅中は肌身離さず持っておけるのでスタンプ押したいときやお絵描きしたい瞬間を逃しません。

常に持っておくと決めているので、これもまた旅中にスタンプのことをあまり気にしないでいられることに貢献しています。あそこ確かスタンプあるから持っておかなきゃ…!と考える必要がないのです。貴重品含め常に持つから。あ!押したいと思ったときに押せる紙がいつも手元にある、かつ気にならない、という状態が最高なのです。

そのような意味ではノートが入るボディバッグでもよいと思います。最近は個人的サコッシュブームなだけなので。

今よく使っているサコッシュはmacpacのトレックミュゼット。武骨かつちょっとかわいげがある?見た目が気に入ってます。あと丈夫なので、ガシガシアウトドアでも使える。

容量は多めでちょっとサイズが大きいのは気になるポイントかも。

最近は山旅のダイニーマのサコッシュ気になってる。

旅を自由に、かつ楽しいものにしてくれる旅ノート

新日本海フェリー 新潟→苫小牧

私にとって旅ノートは旅を自由にかつ楽しいものにしてくれるものです。

持っているだけでスタンプは気軽に押せるし、別に集めなくてもいいのでそれに気を取られながら旅をしなくてもいいし、どこでもお絵描きできるし、旅程をメモするのも旅情があって最高。

本記事を読んでいいかも~って思ってくれる人がいたら、ぜひ導入してみてください。300円くらいで楽しい!自由!最高!

浩庵キャンプ場のゆるキャン△スタンプ(左) 鳴沢氷穴スタンプ(右)

以上、最後までお読みいただきありがとうございました!

補足

もちろんですが、本記事はスタンプを積極的に集める旅や、登山なら百名山コンプといった旅を否定するものではありません。そのようにして明確な目標に向かって頑張る人はすごいかっこいいなと思うし尊敬します。

私が、あくまで旅に関して気楽で自由なものでありたい思いを芯として持っているだけです。

おまけ:わたしの旅ノート

どうにもスライドショーの挙動が不安定で時系列がバラバラになってしまいましたが、これまでの旅ノートを振り返ってみました。振り返ると楽しい~~!

noteでも旅ノートについてピックアップしたこともあります。旅ノートに絵日記を描いたら更新するマガジンもあるので是非ご覧ください。

この記事を書いた人

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しまりんにソロキャンの世界を教えてもらった人。ソロキャンプやひとり旅の時間が好き。守備範囲:徒歩キャンプ、ツーリング(390DUKE)、キャンプツーリング、電車旅、カメラ、登山

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