こんにちは、もめ(@momesolo0121)です。
今回は、約1年前にバイクのライディングブーツとして購入したKEENのピレニーズがなかなか良さげなのでご紹介。
バイクに乗るときはもちろん、電車旅や登山などたくさん歩くときに大活躍しております。
バイクの運転も特に不自由ないし、おすすめかも。
もくじ
バイク用の靴、選ぶのちょっと悩むのよね
バイクに乗るときに履くライディングブーツって迷います。
バイク用品店で並べられているライディングブーツはなかなかに高額なうえに、あんまり歩きやすくなさそう(偏見)。
バイクのツーリング先で歩くことが多い私にとって、本当に欲しい!と思えるブーツはなかなか見つかりませんでした。
そこで、登山用のトレッキングシューズをライディングブーツとして使っているという話はちょこちょこ聞いていたので、その線で探してみることに。
そんな風にTwitterを徘徊していたときにフォロワーさんからおすすめされたのが、KEENのピレニーズです。
ピレニーズはざっくりしたジャンルだとトレッキングシューズに当たると思います。グレードとしては低山登山やハイキングに使えるイメージ。
KEEN「ピレニーズ」とは
KEENと言えば、つま先がある靴っぽいサンダルを一番に思い浮かべるメーカーですが、じつはアウトドア向けやタウンユースのスニーカーも作っています。
一目見てKEENだとわかるおしゃれな靴が多いのが特徴ですね。
今回紹介しているピレニーズは、そんなKEENの靴の中でもハイキングや登山用途の製品です。
見た目はクラシックなレザーで覆われていて、温かみのあるデザイン。
スペックとしては、防水透湿素材、耐摩耗性・グリップ性に優れたアウトソール、丈夫なアッパーなど、アウトドアユースに最適化された仕様を持ちます。
ただ、標高の高い山に登るための登山靴が持つ硬いソールや、冬山用登山靴にあるような”コバ”はついていないので、本格的な登山に使えるようなシューズではないです。
あくまでも数百~千メートル級の低山や高原を歩くためのハイキングシューズに当たります。
そこが逆にライディングブーツとしてちょうどいいところでもある
KEEN「ピレニーズ」のスペック
重量 | 581.2g |
サイズ展開 | 25~29(0.5刻み),30 |
素材 | ヌバックレザー、防水透湿素材 |
値段 | 23,100円 |
ホームページ | KEEN 公式オンラインストア |
旅(ツーリング)にぴったりなKEEN「ピレニーズ」の特徴
ハイキングに最適化されたデザインで歩きやすい、かつある程度の硬さを持つ
ピレニーズは先ほども触れたようにハイキングに最適化された仕様になっています。そんなハイキングに最適化された仕様は、バイクに乗る上でもメリットになることが多いです。
例えば、ミドルカットでくるぶしまで守られる仕様は、ライディングブーツにもよく見られる特徴です。
足首をがっちりとホールドしてくれるので、バイクの場合、転倒時などに足を守ることになるのです。
また、滑りづらくなっているアウトソールは、雨天時でもある程度踏ん張れるので、滑って立ちごけするリスクも軽減することができます。
つま先まで革に覆われているのでシフトチェンジがしやすい
ピレニーズは、アッパー全体が革で覆われています。つま先までしっかりと革です。
そのおかげでシフトチェンジがしやすいのが嬉しいポイント。
ライディングブーツにバイク用以外のものを選ぶ場合に特に問題になりやすいのが、つま先部分の丈夫さです。
バイクに最適化されたライディングブーツは、多くがシフトレバーが当たるところが補強されています。
つま先部分がしっかりしている靴でないと、シフトチェンジの際につま先が痛くなってしまったり、シフトレバーが当たり続けることですぐに劣化してしまったりするからです。
実際に私も、バイクに乗り始めてからしばらくはアウトドアユースっぽい普通のスニーカーで運転していましたが、1年経たないうちにこんなにボロボロになってしまいました。
元々まあまあ使い込んでいて、なんもメンテしてなかったのもあるけど。
それでも明らかにシフトレバー部分だけ劣化してる。
ピレニーズは、シフトレバー用につま先が補強がされているわけではありませんが、つま先までちゃんとした革なので、他のトレッキングシューズよりもバイクに向いていると言えます。
このように足の甲部分が広くメッシュになっているトレッキングシューズもあるけど、つま先が柔らかい靴はあまりバイクの運転には向かない。
アウトドア装備に必須ともいえる防水透湿素材を採用
ピレニーズは防水透湿素材の”KEEN.DRY”が採用されています。
防水透湿素材とは、雨などの水は外から通さないけど蒸気は外に逃がすことができる都合の良い素材です。
登山では、濡れたドロドロな地面や雨天時に歩くこともあるので、あると嬉しい防水透湿性。雨天時もやむを得ず走らざるを得ないシーンがある、バイクでのツーリング時も必須装備と言えます。
キャンプや旅、タウンユースでも活躍するおしゃれなデザイン
ピレニーズのデザイン面も、旅の道具としてバイクを使うことが多い私にとって嬉しいポイント。
シンプルだけど可愛い、普通に歩いていてもそこまで違和感のないデザインになっているので、バイクに乗っているときはもちろん、徘徊するときにも気兼ねなく履くことができます。
私の場合、22年の2月に行った冬の網走旅でも相棒として活躍してくれました。街中はもちろん、雪交じりの自然公園とかでもなんの違和感もなしに歩けるので便利だったな。
KEEN「ピレニーズ」が活躍したシーン
いろんなスタイルでお出かけする私の場合、KEENのピレニーズは様々なシーンで活躍してくれました。
改めてどんなシーンがあるかいくつか実際の旅を例に出してみます。
同じようなスタイルで出かけるよ、なんて方はピレニーズのようなトレッキングシューズがおすすめかも。
バイクツーリング
まずは今回の主題でもあるバイクツーリング時。特に、22年5月に出かけた北海道ツーリングの時は大活躍でした。
半分くらいの日程で雨に降られていた北海道ツーリングでしたが、このピレニーズと、直前に買ったmont-bellのストームクルーザーのおかげで、旅中あまり不快感を感じずに過ごすことができました。
特に私のようにバイクから降りて歩くことが多い旅だと、ピレニーズのような歩くことに特化した靴はぴったりでしたね。
登山
トレッキングシューズなので登山にももちろん使いました。
登山は21年末から本格的にやり始めたのですが、神奈川県の大楠山のようなハイキングに近いような低山や、箱根の金時山・山梨の大菩薩嶺のような初心者・中級者向けのコース等を歩きました。
あとは南アルプスの仙丈ケ岳、3,000mを超える山もピレニーズで登ったりしましたが、たぶん想定スペック以上のフィールドなので、やめた方がいいかと思います…(笑)
仙丈ケ岳の時はコンディションが良かったから登れたのかなと思ってる。。体感だとスペック不足は感じることはなかったけど。(良い靴を知らないだけではあると思う。)
目安としてはやはり1,000m前後くらいまでの難易度が初心者~中級者向けのコースになるかと。
キャンプ
しっかりした革なので、丈夫さ的にも、デザイン的にもキャンプにぴったりです。
メッシュは使われていないので、焚き火の火の粉が飛んできてもそう簡単に穴が空くことはないだろうし、靴ひもを緩めて履けば、ストレスなくリラックスして履くことができます。
岩場などどんなフィールドでも問題ないし、キャンプシーンにもぴったりだなーと感じています。
電車旅
私は主に電車やバスのような公共交通機関を使った旅にも出かけますが、そんな時にもピレニーズが相棒として活躍してくれています。
ソールはそこまで硬くないので街中でも歩きやすく、防水だから雨もへっちゃら。
デザインもかわいいので、足元を見てテンションを上げられます。
KEEN「ピレニーズ」でバイクに乗るうえで気になるポイント
さて、ここまでKEENのピレニーズの特徴や良いところに触れてきましたが、ピレニーズをバイクのライディングブーツとして使うことのデメリットはないのかも気になりますよね。
デメリットももちろんあります。
だってピレニーズは本来歩くために作られたもので、バイクの運転は用途外のはずですからね。
バイク専用に作られたブーツよりはバイクに乗る際は不便だなと思うことはあるでしょう。
私が1年ほどピレニーズを使ってきて、気になっているポイントは以下の通りです。
- 安全性はバイク専用に作られたライディングブーツよりも劣る
- シフトレバー部分の劣化だけ極端に早くなる(はず)
- 靴ひもが邪魔になることも多い。結ぶのが面倒。
- 車種によっては金属がバイクを傷つける可能性がありそう?
安全性はバイク専用に作られたライディングブーツよりも劣る
バイクに乗る際の安全性は、もちろん専用のライディングブーツよりも劣ると思います。
専用のライディングブーツはバイクを運転するときのことを考えられて作られていますから、例えば
- シフトレバーの補強
- 転倒時にケガをしやすい場所のプロテクター・補強
- 足首までがっつりホールドされている構造
- 転倒時に足が巻き込まれにくい(滑りやすくなっている)デザイン
- 脱ぎ履きしやすい工夫(ダイヤル式等)
などなど、バイクに乗るときに嬉しい工夫はたくさんされています。
そのあたりはやはりトレッキングシューズは弱いです。
なので、バイクに乗るのがメインなんだ!バイクに乗っている時間が一番長い!という人はこのようなバイク専用の靴の方が幸せになれそうです。
シフトレバー部分の劣化だけ極端に早くなる(はず)
やっぱりシフトレバー部分の劣化は気になりますよね。最初の方はこのようなシフトカバーを使っていたりもしました。(歩くときすぐ外れるし、めんどうになって結局数回使ったくらいでやめちゃった)
シフトカバー使った方が劣化は遅くなるはずなので、着けても気にならない人は絶対使った方が良いと思う。
1年、8000kmほど走った今、特に著しい劣化は見られませんが、やはり将来的には劣化するんだろうな~と思っています。
だから、バイクでも使うことを想定してトレッキングシューズを買うなら、この劣化も加味して買うのが良いのかな、と思っています。
ガチの登山で使う登山靴と、バイクや旅、低山登山でオールラウンドに使うトレッキングシューズ、みたいに。
私も先日やっとガチ登山靴を買っちゃいました。
いい感じに住み分けできるといいな~
靴ひもが邪魔になることも多い。結ぶのが面倒
靴紐って結構邪魔。
特にバイクの運転中は、気を付けないとシフトレバーに引っ掛けそうで怖いです。
引っ掛けたまま信号待ち突入したら、ほぼ確でコケますよね。あぶねぇ。
だから私は、バイクに乗るときは靴紐の余る部分の長さが短くなるように足首に多少巻いた状態で結んだり、靴の中に靴紐を入れちゃったりといった工夫をしています。
単純に温泉とか入るときに脱ぎ履きが面倒問題もある
車種によっては金属がバイクを傷つける可能性がありそう?
390DUKEはネイキッドで足元までカウルが無いのであまり気になりませんが、フルカウルのSS系だと靴紐を引っ掛けるフックが当たっちゃうこともありそうですよね。
完全な想像ですが。
ピレニーズは、靴紐がよくある登山靴仕様で、穴を通すのではなく、フックに引っ掛けるようになっています。
この金属のフックが当たらないかな~っていうのは、購入前に気にするといいかもです。
逆にこの仕様だからこそ、簡単に足首の締め具合を調節して、いろんなシーンに合わせられるメリットもありますけどね。
登山の時はしっかり締めて、キャンプとか街歩きの時はそこまで足首ホールドしなくていいから上から2,3番目までしか締めないみたいな使い方してる。
KEEN「ピレニーズ」はバイク用ライディングブーツとしておすすめ!幅広い旅の相棒に
以上、KEENのピレニーズをライディングブーツとして使うのいいかも~というお話でした。
私のように、バイクに乗るのも好きだけどあくまで旅メインなんだよね、といった方や、北海道ツーリング行くけどライディングブーツで長時間旅するのしんどそうだ、なんて人はKEENのピレニーズ、ひいてはトレッキングシューズの採用を検討してみてはいかがでしょうか。
価格も2万円台と、めちゃくちゃに高額、といったわけではないので(いや高いけども)、ガシガシ使うオールラウンダーな旅の相棒として使いやすいんじゃないかなと思います。
もちろん、専用のライディングブーツの方が優れている点もたくさんあるので、自分のライディングスタイルと相談して考えてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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